久しぶりの投稿になってしまいました。
最近、”ブログ読んでます”と言ってもらうことが増えてきて、とても嬉しいのですが、
そのたびに「最近更新してないな~。。」と後ろめたさを感じていました。
ということで、がんばって書いていきます!!
今回はアフリカで学んだ3つのことです。
常にその瞬間の最優先で動いている
いきなりですが、
- アフリカ人は、約束を守らない、時間に遅れてくるのが当たり前
- 彼らの「もう少しで行くよ!!」という言葉に何度も騙された
- 約束の場所に現れないことも多々ある
などなど、アフリカ人との時間や約束に対する概念の違いから、
日本人が苦労した話を一度は耳にしたことがあると思います。
アフリカで過ごしてみて、合計で1年と9か月。
少しずつ彼らの時間や約束に対する考え方がわかってきました。
それは、『彼らは常にその瞬間の最優先で動いている』ということ。
例えば、朝に、ベナン人のAさんが私と、午後に会う約束をした、としましょう。
ところが、正午に、BさんからAさんに「大事な話があるので今日の午後必ず来てほしい」との電話がありました。
そうなると、Aさんの中での最優先は”Bさんに会うこと”になるわけです。
よって私との約束は、なかったことにされてしまいます。
みんながみんなこうじゃないかもしれませんし、上記は極端な例です。
しかし、アフリカに住んだことがある方なら納得していただけるのではないでしょうか。
日本人だったら、基本的には先に入った予定を優先させますよね。
まとめるとこんな感じ(少しわかりにくいかもしれませんが)

どちらがいい悪いというわけではなく、アフリカ人のこの考え方を否定しているわけではありません。
むしろ、そっちの方が自然体で生きてるような気さえします。
ただ、日本人として戸惑うのが、キャンセル&リスケの連絡なしに、予定を変更させられたり遅らされたりすること。
「別の大事な予定が入ったから、今日行けないわ~」この一報を入れてくれないので、苦労します。
なので、彼らと一緒に仕事する際に大事なことは
- 何度も何度もリマインド
- どうしても時間通りに来てほしい相手は、2・3時間前から確保!(笑)
気持ちの切り替えができないと生きていけない
これは、1つ目の時間や約束の概念と少し重複するかもしません。
アフリカでは、想定外のことがたくさん起きます。
えー!?、うそー!?、と思うことが毎日起きてる感覚です。
約束すっぽかしは何度も食らいましたし、
電話をかけても「今行く!」と言われ続ける通称今行く詐欺をされ、何時間も待っていたことも何度もあります。
でもね、そういったときに、「逆にラッキーかも」と無理にでも思えるようにならないとダメ!!
そうじゃないと本当に心が折れちゃいます。
もしくは
傷つくのが怖くて、何事にも挑戦できないような超絶面白くないやつになってしまいます。
例えば:
約束の場所に相手が待ってても現れない。
⇒その場に、たまたまいた人と友達になっちゃえー、
⇒そしたら、予想外の面白い情報を入手できた!
⇒次回の約束の場所は、彼に絶対に来てもらう場所にしよう(例えば彼の家に行っちゃう)
新たな情報を入手できたし、次回からの約束の場所が固定できた!まじでラッキー!!
こんなかんじです。
これを無理にでもやりましょう(笑)
何度も言いますが、こうしないと本当に心がやられちゃいます。。。
アフリカでも根回しが大事
みなさんは根回しという言葉に対して、どんなイメージをお持ちでしょうか。
私自身、この本(入社1年目の教科書)に出会うまでは、ネガティブな印象しかありませんでした。
しかし、この本のおかげで、
根回し=会議をスムーズに進行させるための事前準備と
考えることができるようになりました。
*ちなみにこの本は新入社員の方だけでなく、組織で働くすべての方々にとてもおすすめの本です
さて、アフリカの話に戻ります。
私は現在、3つの農家グループと1つの障がい者グループと活動していて、
全グループにて定例会議を開催しています。
会議が終わった瞬間に、次の会議のための根回しが始まると思っていて、
こういったことを心がけるようにしています。
- キーパーソンの不安材料や簡単な反論は事前に調査&回答
- ”この人は”という人には必ず参加してもらうよう何度もリマインド
- できるだけ多くの出席者に、会議の目的を事前に知らせておく
根回しが大事なのは日本でもアフリカでも変わらないかもしれませんね。
ただ、アフリカではびっくりするような方向にいってしまう可能性が日本よりも多いので、
しっかりとした事前準備が欠かせません。
以上、アフリカで学んだ3つのことでした~。
では、また~☆
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綿貫大地
1983年生まれ。千葉県成田市出身。
大学在学中にザンビアで半年間ボランティアをするNGOのプログラムに参加。
埼玉大学経済学部卒業後、サセックス大学開発学研究所(IDS)で開発学修士号取得。
大手商用車メーカーにて3年半勤務したのち、大阪の化学メーカーに2年半勤務。
2017年10月から2019年9月まで西アフリカのベナンで、青年海外協力隊隊員として活動。
JICA SHEPプロジェクトを用い、野菜農家グループの収入向上に貢献。
2019年10月からベナンの飲食店経営に従事し、現在はベナンの農業関連会社の起業準備中。
”だれもが志を持って生ける世界の創造”というビジョンを胸に日々活動中。
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