かなり久しぶりの投稿になってしまいました。
私は現在、西アフリカのベナン(フランス語圏)でJICA海外協力隊員をしています。
元々アフリカには思い入れがありましたが、西アフリカを希望したのは、フランス語を習得したいという思いからでした。
やはり語学試験というのは、その語学が本当に身に付くかという議論は置いといて、マイルストーンにもなるし、自主学習のモチベーション向上にもつながります。
ベナン滞在中にB2は取得したいな~と前々から思っていた私は、ベナン滞在8か月目にしていきなりB2を受けてきました。
DELF/DALFにはA1からC2まであって、B2以上を取得していればフランスの大学に登録するための語学試験が免除になるそうです。フランスの大学に今から通う予定はありませんが、少なくともある一定のフランス語レベルがあると見なされます。
DELF/DALFについて詳しく知りたい方はコチラ⇒http://www.delfdalf.jp/generalites_jp.htm
低いレベルから徐々に上げていくという考え方もあるかもしれませんが、個人的にはあまりお勧めしません。
そのレベルごとの対策も微妙に異なるし(特に口頭試験)、最終的に取得したレベルを何度も受けて試験慣れする方が得策だと思います。何なら自主学習時には一つ上のレベルの試験対策をしてもいいぐらいだと思っています。
さて、今回のブログでは臨場感を出すために実況中継形式で書いていきます。
試験開始前
当日は9:00試験開始ということなので、8:30に到着して待機していました。場所はベナン最大の都市であるコトヌーにあるアンスティチュ・フランセというフランス政府公式機関です。
日本にいたころ、大阪にあるアンスティチュ・フランセに少しだけ通っていましたが、そことは比べ物にならないほど立派でした。

外観

オシャレなレストラン

舞台もあります!
早めに到着したので、まだ閉まっていた正面玄関前に座って最後の悪あがきをしていました。
隣にいた女の子も勉強していたので、開始時間を確認したかったので話しかけたら、自分のフランス語が全く相手に伝わらず。。(ちなみに彼女はナイジェリア人でした) ここで一気に自信を失くしましたw
正面玄関がなかなか開かず、ほんとアフリカは時間にアバウトだな~と思っていましたが、気づいたら周りにいた人たちがいなくなっていました。
不安になってふらふらしていると、どうやら入口がもう一つあり、みんなそこから入っている模様。早めに着いていたにもかかわらず、結局席に着いたのは時間ギリギリになってしまった。。。
フランス人女性とベナン人男性二人から試験の説明。特にフランス人のフランス語がよくわからず、さらに自信を失くす。。
でも、この時はなぜか「奇跡を起こしてやるぜ!!」と燃えていましたw
Compréhension de l’oral (聴解)
いよいよ始まりましたDELF B2の試験。最初はリスニング。
音声が流れるまで1分間あり、その間に問題文を確認できます。この時点では、直前に詰め込んだ単語がけっこうでて、やばいいけるかも!と思っていました。
しかし、実際に始まってみると、まず音質の悪さよ。そして、話すスピードよ。w
誇張なしで5%ぐらいしかわかりませんでした。。とにかくめっちゃ早い。まじでめっちゃ早い。
回答は選択と筆記の二つの形式がありますが、筆記の箇所はほぼ白紙の状態。
DELFには各項目(聴解・読解・作文・口頭)で25点中最低でも5点取らないと、他がいくら良くても不合格というルールがあります。それをリアルに心配するレベル。
選択問題に注力し、筆記も何とか少し埋めたとこで終了。ほんとにまだまだ力が足りないなーと実感しました。。。
Compréhension des écrits (読解)
続いては読解です。直前に単語を詰め込んだおかげで、けっこう読める。うん、けっこう読める。
過去問研究により、①文章の中身の流れと、問題の順序が同じである②回答する際には本文を引用しまくっていい、ということがわかっていたので、長文⇒問題⇒長文⇒問題を上から順に進めていき、できるだけ本文を引用して答えを埋めていきました。
単語習得に使ったのは単語帳でも紙の辞書でもありません。アプリです!これが本当によかった。本当におすすめなので使い方に関してはまた別記事にしたいと思います。
この辞書アプリにあるブックマーク機能を使って、DELF用の問題集に出てきた単語をひたすら登録して、オリジナルの単語帳を作りました。ここ数日間、それを何度も見返したのがよかったのかも!

後半の作文と口頭試験はまた次のブログで☆
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綿貫大地
1983年生まれ。千葉県成田市出身。
大学在学中にザンビアで半年間ボランティアをするNGOのプログラムに参加。
埼玉大学経済学部卒業後、サセックス大学開発学研究所(IDS)で開発学修士号取得。
大手商用車メーカーにて3年半勤務したのち、大阪の化学メーカーに2年半勤務。
2017年10月から2019年9月まで西アフリカのベナンで、青年海外協力隊隊員として活動。
JICA SHEPプロジェクトを用い、野菜農家グループの収入向上に貢献。
2019年10月からベナンの飲食店経営に従事し、現在はベナンの農業関連会社の起業準備中。
”だれもが志を持って生ける世界の創造”というビジョンを胸に日々活動中。
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