こんにちは、西アフリカのベナンで青年海外協力隊として活動しているだいちです。
今回は、協力隊員おすすめのグロービス動画2本を紹介します!
グロービスとは
まずはグロービスとは何ぞやという人のために。
グロービスとは、「社会に創造と変革をもたらすビジネスリーダーの育成」を教育方針に据えた、MBAが取得できるビジネススクールです。
詳しくはコチラ…
グロービス:https://mba.globis.ac.jp
私がグロービスに入ったきっかけは、実践的に活用できるビジネス力を身につけたい!という想いからでした。
当時メーカーの物流部にて仕事をしていましたが、将来にはアフリカでの駐在や起業をするとなると、物流の知識や経験だけでなく、経営を体系的に学ぶ必要があると感じ、ビジネスをいちから学べる場所を探していました。
いろいろな選択肢を検討しましたが、より実践的な学びというキーワードに魅了され、グロービスに通うことを決意しました。
入ってみると講師・スタッフ・仲間のアツさに圧倒されました。
厳しい環境で自分を高めるということが昔から好きだった自分には最高の環境で、授業以外にも勉強会や懇親会を率先して開くなど、かなりのめりこんでいました。
ここでビジネスの基礎知識を学んだわけですが、それ以外で強く感じたことがありました。
それぞれに志を持ち、それに向かって邁進しているみんなは、努力家でとても優秀。
そして何よりも、人間性がすばらしい!ということ。
ビジネスに興味がある方や自分自身をもっと成長させたい方は、グロービスに行ってみることを強くおすすめします。
私は、一生付き合っていきたい、お互い刺激を与え続けたい、仲間に出会うことができました。
グロービスは、授業以外にもさまざまなコンテンツで体験できます。
その一つがYoutubeでも配信されているグロービス知見録。
ビジネス界や政界、非営利団体のトップの方々のお話をここで聞くことができます。
今回紹介する2つの動画は、ビジネスとはあまり縁のなかった協力隊員にも大変おススメです。
どちらも地方での一次産業がテーマになっていいます。
というのも、私が思うに(よく言われていることかもしれませんが)、
途上国に対する国際協力と、日本の地方創生はいろいろと共通点が多く、相互に参考になることが多いと思います。
人口推移や日本のインフラの充実度から言えば、途上国と相いれない面がありますが、新しい技術や仕組みを導入する際や、都会から来た新参者が知らない土地で現地の方を巻き込んでいく、という面は国際協力のボトムで活躍する青年海外協力隊と似ていると思います。
よって、似た状況の中で目の前の現実を変えるために挑戦し続けているトップランナーから、
現役&未来の協力隊員は学ぶことがたくさんあると思います。
動画①:「稼げる農業」「稼げる漁業」を実現するイノベーターたちの挑戦
農業のお二人のお話も大変興味深いものでしたが、注目したのが坪内さんのお話です。
全くのド素人だったにも関わらず、漁業という男社会に踏み込んでいったすごい女性です。
現地の人にとって、青年海外協力隊というのは、最初は言語力も不十分で、人種もよくわからないし、どんなスキルがあって、ここで何をしたいのか、よくわからないと思われがちです。
そういった状況の中、任地で活動を作り出し進めていく青年海外協力隊員。
彼女が事業を開始したときと共通するものがあると思います。
以下の点に注目して視るとおもしろいかも!
- 漁業という閉鎖的な世界に、女性である坪内さんがどうやって切り込んでいったのか?
- そうような閉鎖的な世界の人々は、新しいものに対してどのような印象があるのか?
- 彼女はそういった人をどのように巻き込んでいったのか?
【学びになるキーワード】
- 3歩進んで5歩下がるという駆け引き
- 目線は同じにするけど、同じ土俵に立たない
- 新しいことは今までと違うといわれるが、今までやってきたことに新しいことを組み合わせてセットでやっていくから、というと受け入れられやすい
- 生産性だけではなく、やはり人と人とのコミュニケーションが大事
*また生駒さんがおっしゃっていたデータを入手して、インプットはこちらでやるというものも、今の活動で参考にさせてもらっています
動画②:農業・林業を変える、次世代担い手たちの挑戦
この動画も第一次産業である農業と林業をテーマにしていて、特に農業ではジャムで第6次産業をされている中嶋さんが登壇されています。
中嶋さんは、”お客様目線”ということを繰り返し主張されていました。
協力隊でよくあるのが、現地の女性グループなどを支援するために、新たな商品開発に取り組むという活動。
この活動で多いのが、生産者目線だけでしか考えてないために、作ったはいいけど全く売れないというパターン。
まずはお客様目線から始める、この考え方は協力隊員にとても参考になると思います。
また、彼は地元ではない山口県の周防大島で事業を始めました。
よそ者がどうやって現地の方々の中に入っていったのか、そんなところも注目して視てみると面白いと思います。
さらに『現地の人や現地で作られているものと移住者の知識経験を複合していく』、というのもまさに協力隊だなと思いました。よそ者の一方的な思いだけでは成功しないということですね。
グロービス知見録にはほかにもいろいろな分野で活躍されている方のお話が聞けますので、興味がある方は探してみてくださ~い!
ではでは~☆
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綿貫大地
1983年生まれ。千葉県成田市出身。
大学在学中にザンビアで半年間ボランティアをするNGOのプログラムに参加。
埼玉大学経済学部卒業後、サセックス大学開発学研究所(IDS)で開発学修士号取得。
大手商用車メーカーにて3年半勤務したのち、大阪の化学メーカーに2年半勤務。
2017年10月から2019年9月まで西アフリカのベナンで、青年海外協力隊隊員として活動。
JICA SHEPプロジェクトを用い、野菜農家グループの収入向上に貢献。
2019年10月からベナンの飲食店経営に従事し、現在はベナンの農業関連会社の起業準備中。
”だれもが志を持って生ける世界の創造”というビジョンを胸に日々活動中。
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