35才JICA協力隊員が後輩に向けた3つのメッセージ

 

お久しぶりです~~

1年以上もブランクがありますが、とあるきっかけもあってまた更新を再開しようと思います。

今回のタイトルは後輩に向けたメッセージとしました。

JICA海外協力隊の活動中で、最終報告会というものがあります。

自分の活動の報告や後輩隊員へのアドバイスをする場です。

私は2017年の10月から2019年の9月まで西アフリカのベナンという国で、

JICA海外協力隊として活動していて、その最後の活動が最終報告会でした。

今回は、その時に発表したものを多少修正して書いてみたいと思います。

ボランティアとしてだけでなく、国際協力に関わる全ての方に伝えたい内容となっていますので、

是非最後まで読み進めていただければ。

インプット&アウトプットを繰り返す大切さ

 

 

まずはインプットについて。

みなさん、協力隊の活動が始まれば、現場で日々格闘することになる思いますが、

その状況の中でもインプットを本当に少しでもいいので、続けていくことをお勧めします。

インプットの方法はいくらでもあって、書籍やネット研修時の資料を読み返してみるとか、

最近ではSNSでも有用な情報を得られると思います。

現に私が活動の参考にしたSHEPアプローチと出会ったのは、セネガル隊員のFacebookの投稿でした。

*ちなみに、SHEPアプローチについてはこちらをどうぞ!

【農業隊員必見】農家の意識を変えるSHEPアプローチとは?①

インプットを少しづつでも続けていくと、

スティーブジョブズのconectting the dotsじゃありませんが、

点と点がつながって線になる時があるんですね。

確かに現場の方が楽しいし、刺激的ですが、自宅に戻ってからでも少しでもいいので

インプットを続けていくことを強くおすすめします。

 

 

一方で、アウトプットも大事であると私は思っています。

具体的には、SNSで投稿したり、ブログを書いてみたり、プレゼンすることもそうです。

アウトプットすること。

ここには大事なポイントが2つあります。

1つが言語化。

当たり前ですが、みなさん日々いろいろな経験をされていて、いろんなことを感じていると思います。

それを言語化していくことで自分の頭の中が整理されて、

さらに後でそれを読み返すこともできます。

もう一つは、他人に向けて発信するということ。

自分の中だけで完結しようと思えば、日記やメモでいいですが、

他人に見てもらうためには、自分の中から出てきたものを他人に理解してもらうために

説明しなければいけませんので、どう説明しようかと考える中で、

さらにその考えが自分の頭の中で整理されますし、

意外なポイントに気づくこともあります。

また、発信後に自分とは違った視点からのアドバイスをもらえることもあります。

私もTwitterやこのブログ、他にもアフリカに関するサイトの記事を細々と続けてきましたが、

いろんなアドバイスをもらえたし、そこからの出会いもありました。

 

よって、常にインプットを続け、さらに定期的にアウトプットの場を積極的に作っていく。

そうすることによって協力隊の活動が終了する頃には、自分の大切な財産として残ると思います。

 

わたしたちはネガティブインパクトになり得る

 

 

これは私がずっと強く思い続けてきたことです。

私たち国際協力に関わるものは、

現地の方にとってネガティブインパクトになり得るということです。

これには前提があります。

私たちは現地の方と比べて圧倒的な力を持っている、という前提です。

経済力もそうだし、コネクションもそうです。

現地の方だと簡単には会えないような方にも、会えたりする。

その圧倒的な力を持っているからこそ、その力をいい方向に使おうと常に意識しないと、

彼らにネガティブな影響を与えてしまうかもしれない。

そのことを自覚しておくことがとても重要だと思っています。

別に私たちがここにいなくても彼らはここで生活をしていたわけで、

私たちがここに来なくても彼らの人生を送っているわけです。

私たちはここにいさせてもらっている

というぐらい謙虚な姿勢を持っているぐらいが

ちょうどいいと思っています。

謙虚な姿勢を持ちつつ、

自分の影響力の大きさを自覚して、

自分に厳しく常に自分を俯瞰しながら活動する。

これはボランティアだけでなくて、世銀でも国連でも政府機関でもNGOでも、

国際協力に関わるすべての人が、頭の片隅の中に入れておくべきことだと思っています。

 

結果&プロセスどっちも大事

 

まずは結果から。

JICA海外協力隊はノルマもないし、活動の良しあしを評価されることはありません。

だからこそ、いつまでにこれだけの結果を出すという目標を

自分で無理にでも立てるべきで、その結果にこだわるべきです。

明確な目標も立てず、目標もないので結果を追い求めることもせず、評価もされない、

ということになると、フワフワしたまま2年間の活動が終わってしまい、

振り返ってみて、結局何したんだったっけ?となりかねません。

よって、ボランティアのような立場だからこそ目標を立てて結果にこだわることが大事です。

 

しかし、、、

結果にこだわることが大事といっておきながら矛盾したことを言うようですが。

その結果が本当に彼らのためになったのか、ということを判断するのはかなり難しい。

私の活動も、これが彼らのためになるという信念を持って取り組んできましたが、

長期的に見て本当に彼らのためになるのかというとわからないというのが正直なところです。

要は、何が正しいかなんてわからない、国際協力には少なからずそういった面があると思います。

 

そこで、結果と同じくらい大事になってくるのが、プロセスです。

設定したゴールに向かって、がむしゃらに、本当に彼らのためになるのかと常に自問自答しながら、

これは彼らにとってポジティブな影響になるんだと信念を持ちながら、魂を込めて取り組んだ、

というプロセスが本当に大事だと思うんです。

 

本気で取り組めたという価値は絶対になくならないし、

その経験も個人の財産として残ると思います。

そして、この2年間、どれだけ本気で取り組めたかが、

今後の皆さんの人生に大きく影響を与えると思っています。

 

以上、3つのメッセージを綴ってきました。

長い人生の中で、たった2年間ですが、されど2年間です。

この2年間という時間をどのように使っていくか。

これからJICA海外協力隊に参加する方にとって少しでもヒントになることがあれば嬉しいです。

では、また~


スポンサーリンク




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

1983年生まれ。千葉県成田市出身。 大学在学中にザンビアで半年間ボランティアをするNGOのプログラムに参加。 埼玉大学経済学部卒業後、英国サセックス大学開発学研究所(IDS)にて開発学修士号取得。 大手商用車メーカーにて3年半勤務したのち、大阪の化学メーカーに2年半勤務。 2017年10月から2019年9月まで西アフリカのベナンで、青年海外協力隊隊員として活動。 JICA SHEPプロジェクトを用い、野菜農家グループの収入向上に貢献。 ベナンの飲食店経営に従事した後、現在はベナンの農業関連会社の起業準備中。 ”だれもが志を持って生ける世界の創造する”というビジョンを胸に日々活動中。